立ち小便。
先日、街を歩いていると“立ち小便”をしている、オッチャンに遭遇した。
しかし、その姿は、両手を大きく広げ、まるで“スカイダイビング”でもしているようであった。
顔を覗くと、それは正に
『安らかなる顔』そのものである。
あんなに…堂々とできるなんて……。
Qは、そんな、妬みにも似た感情が、心に湧き起こってきたのが分かった。
しかしあれは、
『立ち小便』というより
『放尿』(ほうにょう)。
そんな言葉のイメージの方が、バチッとはまるのは、気のせいだろうか…?
そんな『放尿』と『立ち小便』の、言葉のイメージの違いに、複雑な感情を抱きながら…
今日も、どこかやるせない気持ちの、Qであった。